XR技術で生まれた新感覚ナイトサファリ──「TOKYO NIGHT SAFARI」

株式会社ZMP、NTTコミュニケーションズ、博報堂、そして弊社フューチュレックが共同で進める「Robo-Village」プロジェクトの第一弾として、XR技術を活用し動物たちを身近に楽しめるライド型ナイトサファリ「TOKYO NIGHT SAFARI」の事業検証についてお話を伺いました。

左から 博報堂 CD 山﨑博司氏、博報堂 AD 竹之内洋平氏
開発の背景──「非日常体験」を創る発想
「普段の生活ではありえない体験をリアルな街中で実現する」。この発想を起点に、ワークショップから生まれたのがTOKYO NIGHT SAFARIです。本プロジェクトは、都市空間に動物を出現させることで、新たなエンターテイメント体験を提供することを目的としています。動物園では体験できない「キリンの下をくぐる」「間近で動物を観察する」など、没入感あふれるコンテンツを目指しています。

左から フューチュレック プロデューサー藤島、テクニカルディレクターユン
技術開発と課題克服
初期の実証実験では、公園の3Dスキャンを活用しましたが、場所のデータ取得に課題があり、最終的には「独立型マーカーポスター方式」を採用する形となりました。また、XRゴーグルは視野角の制限や太陽光の影響を受けやすいため、最終的に日中ではなく夜間限定のナイトサファリという形にしました。
実証実験では、雨天時にマーカーの認識がうまくいかない場面があったほか、現場で急遽ライトを配置したりなどと、その場で対応を繰り返しました。

ユーザー体験と反響
2024年3月、アーバンドック ららぽーと豊洲で実証実験を行いました。
体験者からは「まるでテーマパークのアトラクション」「動物のリアルな動きが没入感を高める」と好評でした。自動運転ロボットに乗ることで「どこに連れて行かれるのかわからないワクワク感」が生まれ、新しい移動型エンターテイメントとしての可能性が示されました。

今後の展開──地方展開とコンテンツの多様化へ
本プロジェクトは、今後地方展開を視野に入れ、土地ごとのオリジナルコンテンツの開発を進めています。また、XRゴーグル技術の進化に伴い、昼間の実施や新たなテーマでの展開も検討中となります。
「TOKYO NIGHT SAFARI」は、XR技術と自動運転を活用した新しいエンターテイメント体験として、さらなる進化を遂げていく予定です。

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